麻布十番でとんかつ
パティオの近くに雰囲気がそこだけ違う古ぼけた引き戸のとんかつ屋「むら中」がある。昼時早い時間なので比較的すいているカウンター席へ。特製ロースかつ定食2300円を注文。割合おおぶりできれいなキツネ色のかつ。衣がしっかりしているのは好印象。肉の厚みはさほどではないが、肉質なりの旨味はある。脂身もまあまあ。ジューシーさはもう一息だが、肉には適度な歯ごたえがあって良い。塩で食べて十分だが、明るい茶色をしたソースがなかなか、肉にもキャベツにも合っている。ボリュームもあって、ポテトサラダもついている。値段は決して高くない。もともととんかつは庶民の料理ではないのだから、これくらいは普通。また、最近流行りなのか、衣が細かく薄めで密着しているとんかつ、あるいは必要以上に柔らかく顎の弱い現代人向けのとんかつ、そういう「変わりとんかつ」より、ここのとんかつはずっと本来のとんかつらしさを残している。六本木ヒルズあたりのチェーン店よりはこちらの方が好み。とんかつの評価は7.5~8.0で微妙なところだが、おまけで☆4としておく。

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